なぜ今?シエンタに2列シート車登場

「フリード+」キラーの登場!

トヨタから2列シート仕様の「シエンタ FUN BASE」が9月11日に発売されました。ご存知のように、「シエンタ」は、ホンダの「フリード」と並ぶ、3列シート(6,7人乗り)が特徴のコンパクトミニバン。「フリード」との抜きつ抜かれつの販売競争において、未来的なスタイリングが人気となっているものの、燃費性能はほぼ互角。そして、「フリード」にあって、「シエンタ」にないものが、この「フリード+」にあたる2列シート仕様でした。

販売実績から見ると、2018年の1月~6月の上半期ではシエンタが45,417台、フリードが43,984台と、かろうじてシエンタがリードしています。しかし、5月~8月ではフリードがシエンタを上回っており、今回の「FUN BASE」の投入で、フリードを突き放す公算となります。

「フリード+」キラーとなる「シエンタ FUN BASE」

後部座席はダイブダウン式による格納が可能となっており、最大荷室長は2065mmとなるなど、フリードプラスの最大荷室長よりも約20cm程は長サードシートを取り払った荷室空間は「フリード+」を上回りますが、フロアの低さなどの使い勝手はフリードが勝っており、設計段階から2列シート仕様の「フリード+」を設定するフリードとの違いが鮮明になっています。

しかし、「フリード+」が得意とし、このクラスで独占状態のキャンプを始めとする、アウトドアやレジャー用途に割り込むことで競合させることで、「フリード」全体のシェアをある程度奪う可能性はあります。

足を引っ張る身内のライバル

2列シート仕様となる「シエンタ FUN BASE」には、「フリード+」以外のライバルが浮上します。それが人気を博している同じトヨタの「ルーミー /タンク」です。プチバンと呼ばれる高い車高を持つ2列シート車は、モアスペースタイプとも言われるように、小型でコンパクトなサイズながらも、広い室内空間が特徴です。

手ごろなサイズと価格で人気の、このプチバン姉妹は、「ルーミー」だけでもシエンタに迫り、姉妹合わせるとアクアやノートを凌ぐ販売台数を誇ります。

全長がたったの3,725mmでしかないサイズながらも、後部座席を収納すれば十分なスペースが得られ、後部座席を使用した状態でも日常の買い物などには問題なく、「キャンプもいかないし、アウトドアも興味がない」という大多数のユーザーに多く受け入れられています。それでも、車中泊程度は可能なのですから、シエントの2列シート車を選ぶ必要がなくなります。つまり、身内のライバルに足を引っ張られる可能性もあるのです。

「N-VAN」の脅威

これはホンダでも同じで、「フリード+」は出来の良すぎる弟分の「N-BOX」と比較され、さらに新しく登場した「N-VAN」によって、その存在価値が問われています。そして、この「N-VAN」は、「フリード+」や「ルーミー /タンク」以上に、「シエンタ FUN BASE」のライバルになるかも知れません。

はたしてユーザーの反応は?

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